第7回「石原円吉賞」表彰式を開催!

11月20日、第7回「石原円吉賞」表彰式を鳥羽マリンターミナルで開催しました。

伊勢志摩国立公園協会では、平成30年度より伊勢志摩国立公園の保全や活用に継続して取り組んでいる個人・団体を表彰する制度「石原円吉賞」を実施しています。

受賞者は次のとおりです。

◆鳥羽ガイドボランティアの会

平成11年に市民有志で設立された鳥羽ガイドボランティアの会は、鳥羽1丁目のガイドセンターを拠点に、観光協会などと連携し長きにわたり観光客への案内を行っています。その活動地域は、自然に恵まれた離島四島や鳥羽三山、神社仏閣、九鬼嘉隆関連施設など幅広く、鳥羽港へ入港するダイヤモンドプリンセスや飛鳥Ⅱなどの大型客船の歓迎事業にも積極的に参画されています。また、年間を通じ日和山遊歩道の清掃活動を行い訪れる人々に喜ばれています。会の運営においては、これまで様々な変化に対応しながら幾多の困難を乗り越え、現在15名のスタッフで活動を継続されています。

 

◆川村光德(かわむら みつのり)氏

 川村光德氏は、教員として多年にわたり子供たちの指導・育成に努められ小中学校校長や鳥羽市教育長などを歴任されました。退職後の平成13年から平成30年までは、鳥羽長尾オルガン協会会長として、鳥羽の大庄屋「かどや」の蔵から偶然発見された長尾オルガンの修復・保存活動とともに、その価値を広めるための演奏会を数多く開催してきました。平成18年からは後継者不足で途絶えた賀多神社の能楽の復活を目指して、演者の育成にも尽力されてきました。また、神社に残された舞台や面、衣装などの保存・修復などに取り組み、現在も鳥羽市能楽保存会会長として地域の歴史文化を伝えるため活動されています。

 

  • 表彰式に先立って、記念講演を開催しました。

  講師:鳥羽市立海の博物館 事務局長 石原真伊さん

  演題:「伊勢志摩国立公園の海」

 

  • 環境省自然歩道関係功労者表彰授与式を同時開催しました。

  受賞者:野村史隆(のむら ふみたか)氏