2023「石原円吉賞」決定!

11月17日、伊勢志摩国立公園協会主催の「石原円吉賞」表彰式がありました。

「石原円吉賞」は、伊勢志摩国立公園のために活躍されている方に贈られる賞です。

映えある本年の受賞者は次のとおりです。

◆石原円吉賞

*お伊勢さん観光ガイドの会

お伊勢さん観光ガイドの会は平成7年に設立され、伊勢志摩国立公園内の神式年遷宮とともに宮を中心としたボランティアガイドを行っている団体です。活動地域は、伊勢市内の神宮およびその関連施設で、年間約330日活動なさっています。年間約13,000人もの人々に神宮の成り立ちや営みをわかりやすく伝え、ご理解をいただくことで、伊勢志摩国立公園への関心や理解を深める一助となっています。

*白瀧どんぐり小屋の会

白瀧どんぐり小屋の会は、伊勢志摩に1つしかない滝行のできるスポットの運営と、参道周辺地域の整備・管理を担っています。

地元の人しか知らなかった鳥羽市船津町の白瀧さんという小さなお社までの道を整備し、多くの人に紹介できる施設を作り上げ、観光素材に苦しんでいた地域に新しいスポットを生み出し、地域の交流人口を増やしています。

現在は、囲炉裏などを設置した「どんぐり小屋」と呼ばれる古民家を再生した多目的利用施設を建設し、地域の食材を使ったラウンジバー、サウナ、更衣室など、様々な施設を運営されています。放置されている地域の宝を活かし、磨き、地域に産業を作り出した本活動は伊勢志摩管内でも稀有な成功事例であり、観光客誘致にも大きく貢献しています。

◆特別賞

*泊 正徳(とまり まさのり)氏

泊正徳氏は、小学校教師を定年退職後、平成22年から本格的に写真に取り組み始め、主に伊勢志摩国立公園内を撮影の活動拠点として、魅力ある被写体を求めて自然を相手に日々奔走されています。

撮影のテーマは伊勢志摩の自然・伝統・文化で、伊勢神宮の四季、伊勢志摩から拝する富士山、志摩の海女等で、四季折々の風景や、そこに生活する人々の日々連綿と織りなす伝統・文化を写真に収め、SNSでの情報発信や伊勢市・鳥羽市・志摩市・玉城町などで年間5か月間程写真展を開催されています。

尚、表彰式に先立って、記念講演が開催されました。

講師;神宮司廳営林部・部長 松永彦次氏

演題;「式年遷宮とともに永遠に続く伊勢神宮の森林管理」